なんだか最近髪の毛の元気がなくなってきた…

朝起きた時の抜け毛が目立ってきた…

なんて感じている人はいませんか？

もしかしたらそれはAGAかもしれません。

AGAはストレスや遺伝などの様々な原因によって、発症します。

根本的に治療したいなら、少なからず発症のメカニズムは理解しておくべきですよね。

このコラムではAGA発症のメカニズムや原因について、詳しく解説していきます。

そもそもAGAとは「Androgenetic Alopecia」の略称で、男性型脱毛症と言われています。

AGAは年齢関係なく、20～50代の3人に1人の割合で発症するとか…。

さらにAGAは進行性の脱毛症のため、一度発症すると自然に治すことは期待できません。

昔は治療できなかったですが、今では治療することができる病気です。

薄毛が気になり出したら放置するのではなく、早めにクリニックへ相談してみましょう。

初期症状としてAGAになるとまずは抜け毛が多くなります。

次の段階は次第に抜け毛の量が増えてきて、つむじ周りや分け目などのボリュームダウンです。

その後毛根が委縮することで、地肌の露出が徐々に増えていきます。

AGAはこのように進行していくのです。

次のトピックでは、AGA発症の具体的なメカニズムについて解説していきます。

DHTが作り出す脱毛因子「TGF-β」について解説

男性の身体は、テストステロンという男性ホルモンによって筋肉や骨の健康を維持しています。

テストステロンは5αリダクターゼという酵素によって、テジヒドロテストステロン（DHT）という別の男性ホルモンに変わります。

このDHTがAGA発症のきっかけになる男性ホルモンです。

DHTは受容体と結合することにより、脱毛因子TGF-βを増加させます。

この脱毛因子TGF-βこそが、髪の毛が抜けるような指令を出すのです。

AGAはTGF-βがヘアサイクルを乱すことで進行していく

TGF-βが増えることで、正常なヘアサイクルを阻害していきます。

正常なヘアサイクルは「成長期」「退行期」「休止期」の3つのサイクルです。

しかしAGAが進行すると「成長期」の期間が短くなります。

つまり新しい髪の毛が成長する前に抜け落ちてしまうということです。

これが原因でAGAは進行していき、髪の毛は次第に薄くなります。

AGAは男性ホルモンの影響で発症していくことがよくわかりましたね。

しかしすべての男性がAGAを発症するというわけではありません。

AGAの発症はストレスや遺伝が大きく関係しています。

家族にAGAの方がいると、あなたも発症する可能性は高いです。

その他にもストレスにも原因があると言われています。

このトピックではAGAについての、遺伝やストレスとの関係を解説します。

男性ホルモンレセプターの感受性は遺伝によって決まりやすい

よく母方にホルモンの感受性が強い人がいると、遺伝しやすいと聞きますよね。

実はそれ、事実なのです。

しかし薄毛に関する遺伝子が、すべて受け継がれるというわけではありません。

両親が薄毛でも、兄弟のどちらかしか受け継がなかったという話はよくあることです。

家族の薄毛というのは、AGAを発症させる大きな一つの要因として捉えてください。

ストレスが頭皮環境を悪化させる

ストレスがAGAの原因なのかハッキリと解明されていませんが、可能性としてはかなり高いです。

日々の生活でストレスを強く感じると、ホルモンバランスが徐々に乱れていきます。

食事や睡眠など、なるべく規則正しく摂るように心がけましょう。

ほんの少しの気遣いだけで、あなたの将来が大きく変わるかもしれません。

いかがでしたでしょうか。

AGA発症のメカニズムとして下記が原因であることが分かっています。

• DHTが作り出す脱毛因子「TGF-β」が原因
• AGAはTGF-βがヘアサイクルを乱すことで進行していく

「AGAかもしれない」と感じたら、まずはクリニックに相談することをおすすめします。

今の時代AGAは適切な治療を行えば治すことができますよ。

一人で悩んでいるならば、まずはクリニックに足を運んでみてください。

根本的な治療を行うだけでなく、不安や悩みなども解消されますよ。