髪の毛ってなんで抜けるの?髪が抜ける・生える仕組みを解説
髪の毛ってなんで抜けるの?髪が抜ける・生える仕組みを解説

皆さんはなぜ髪の毛が生えたり、抜けたりするか考えたことはありますか?

一度は考えたことがあっても、実際の理由を知っている人は少ないですよね。

実は髪の毛の一生はヘアサイクルによって変わります。

ヘアサイクルを理解することで、自分が薄毛になってきた原因が見えてくるかもしれません。

このコラムでは髪の毛が抜けたり、生えたりする仕組みについて解説していきます!

正常な人なら髪の毛は1日に100本近く抜ける

皆様が仕事をするなどして過ごす一日で、なんと100本近くの髪の毛が抜けています。

実は髪の毛が100本抜けることは、何も問題ありません。

むしろ正常の人にとって、100本抜けるのは当たり前のことです。

こんなに抜けていると聞くと心配になる人もいるかもしれませんが、安心してください。

しかし明らかに100本以上抜けていると感じている人は、他の原因があるかもしれないので、クリニックに相談してみてください。

髪の毛のサイクル

前述でも伝えた通り、髪の毛にはサイクルが決まっています。

サイクルを細分化すると、下記の3つに分けることができるのです。

  • 成長期
  • 退行期
  • 休止期

成長期

成長期は髪の毛が新しく生まれ、成長する段階の時期です。

毛母細胞が分裂することで、髪の毛は生成されます。

ヘアサイクルが正常に保たれていれば、髪の毛の全体の85%~90%が成長期です。

成長期の期間に個人差はありますが、約2~6年と言われています。

退行期

退行期は毛乳頭細胞が退縮し始め、髪の毛の成長が止まる時期です。

毛乳頭細胞が毛母細胞から離れ、休止期に入る準備をします。

正常の人の場合は、髪の毛全体の1%が退行期です。

退行期の期間は約2週間~3週間と言われています。

休止期

休止期は毛乳頭細胞が働かなくなり、髪の成長が完全に止まる時期です。

正常の人の場合は髪の毛全体の10%~20%を休止期が占めています。

成長期に入ると新しい毛に押し出される形で、自然と古い毛が抜け落ちるというわけです。

休止期の平均的な期間は、3か月~4か月と言われています。

薄毛かもしれないと感じた人が今すぐチェックするべき4つの症状

ヘアサイクルが理解できたところで、次は薄毛が気になり始めた人がチェックするべき症状を紹介します。

今回紹介する項目は、下記の4つです。

  • 抜け毛の量が増えた
  • 髪の毛がセットしづらくなった
  • おでこの範囲が大きくなってきた
  • 頭頂部やつむじ周辺が薄くなってきた

一つでも当てはまった人はAGAの可能性があるので、気になる人はクリニックに紹介してみてください!

抜け毛の量が増えた

薄毛が気になり始めた人の中で最も多い症状が、抜け毛が増えることです。

具体的に抜け毛が増えたと思うタイミングは、下記です。

  • シャンプー中
  • 朝目を覚ました時に枕に付いた抜け毛を見た時

枕に付いた髪の毛が多くなりすぎると、自分の抜け落ちた髪の毛がチクチクして目を覚ますこともあるのだとか…

髪の毛がセットしづらくなった

抜け毛や薄毛が進行すると、今までのスタイリング剤が合わなくなり、セットがしにくくなります。

髪の毛自体が細く・少なくなっていくので、セットがしづらいと感じることが増えるということです。

薄毛が気になる方は、髪質にも変化がないかしっかりと観察してください。

おでこの範囲が大きくなってきた

男性の薄毛でよく見られるのがおでこの後退です。

なんだかおでこが広くなった気がすることや、左右の生え際が剃り込みのように後退している場合は、これからも薄毛が進行していく可能性があります。

手遅れになる前に早めに薄毛対策を行いましょう。

頭頂部やつむじ周辺が薄くなってきた

頭頂部の髪の毛が薄くなることも、男性に多い薄毛の症状です。

頭頂部の薄毛は気づきにくいことがほとんどなので、手鏡などを使用して確認してみましょう。

地肌が透けてきたり髪の毛が細くなってきたりすると、かなり危険な状況と言えます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

髪の毛は決まっているサイクルによって、生えたり抜けたりします。

しかし薄毛が進行している人は、サイクルが乱れている可能性が高いです。

自分一人で悩むのではなくて、気になり始めたらまずはクリニックに相談してみましょう。

早期に相談することができれば、薄毛を改善できますよ。

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